禁煙外来について
禁煙外来で来院をお考えの方へお知らせ
- 2022年11月29日の時点ではチャンピックスの処方ができない状態になっております。
- ニコチンパッチ処方可能になっております。
以上、ご迷惑をおかけしてすみませんが、あしからずご了承ください。
このページはタバコを止めてみようかな?と考えているご本人向けに記載していますが、家族や知人でやめて欲しいと考えている方にも参考になると思います。
► なぜタバコをやめようと思ったのでしょうか?
- 自分の健康が気になってきた
- 同居している方の健康を気にして
- 家族・知人に禁煙をすすめられた
- 子どもができた
- タバコの値段が上がってきた
- 医者にすすめられた
- 何度か禁煙をためしてみたことがある
- すでに禁煙宣言をしてしまった
► 禁煙外来にいくと何をしてもらえるのか?
1)問診票:どれくらい吸っているのか?など喫煙の現状を教えて頂きます。

2)ニコチン依存症なのかどうか(保険適応になるかどうか)を検討。
ブリンクマン指数(=1日に吸うタバコの平均本数(本)×タバコを吸っている年数(年))が
200未満の方は保険適応になりません。
たとえば1日20本×7年なら・・・ブリンクマン指数は140=保険適応外となります。ご注意ください。
3)一酸化炭素濃度測定装置(右写真):タバコを吸うことにより、どのくらいで有害なものを吸っているかを測定。
4)さらに禁煙の方法などを説明させていただいた上で治療に入ります。
► どんな治療方法が?禁煙の達成率は?
治療方法は1)自分で 2)ニコチン製剤(パッチ・ガム)を使用 3)飲み薬(バレニクリン:商品名チャンピックス)を使用 などがあります。
・ニコチン製剤(パッチ・ガム)は、タバコの代わりにニコチンを補充して禁煙に伴う離脱症状を軽くします。
・飲み薬のチャンピックスにはニコチンは含まれず、脳内のニコチンが作用する部分(α4β2ニコチン受容体)にひっついて作用します。
禁煙にともなう離脱症状やタバコへの欲求を減らし、またタバコを吸った時の満足感を抑えます。
つまり、
タバコを吸ってもおいしくなくなってきます。
プラセボ(偽薬)に比べてニコチンパッチは1.6倍、ニコチンガムは1.4倍、飲み薬(バレニクリン:商品名チャンピックス)は
3.2倍の禁煙達成率があります。
その他、薬の写真や治療費などについては「
禁煙治療のための概要説明資料(PDF92kB)」を御覧下さい。とくに費用については注意事項をよくお読み下さい。
► 注意点は?
保険診療で処方できるのはニコチンパッチと飲み薬(バレニクリン:商品名チャンピックス)です。
ニコチンガムはドラッグストアなどでお買い求めください。
ニコチンパッチも、薬局などで購入することもできます。
禁煙外来は脱落など禁煙に失敗すると1年経過するまで保険診療で治療を受けることができません。
つまり、すぐに2回目の禁煙外来を受けようと思っても、初診日より1年経過してないと自費診療となりますので、ご注意ください。
メンソールのタバコを喫煙されている方は、ニコチンパッチや飲み薬(バレニクリン:商品名チャンピックス)による効果が少なくなり、禁煙後の再発率がメンソールタバコでない方の約2倍あります=やめにくい可能性が高いです。
!!チャンピックスについて!!
2011年チャンピックス内服した方が失神により交通事故を起こした事例が報告され、現在チャンピックスを内服している3ヶ月の間、ずっと自動車などの危険な機械作業が禁止となってしまいました。これにより、現在外来では失神すると危険な自動車・バイクなどの運転、また機械作業が必要な方にはニコチンパッチなどの使用をお勧めしています。
► 途中で挫折しそう・・・
大丈夫です。
禁煙は何度トライしても良いのです。むしろ何度もトライしている方は禁煙率が上がります。
くじけそうな時にも、我々スタッフがサポートさせていただきます。
当院ではニコチン依存症管理の認定があり、禁煙外来による保険診療が可能です。
禁煙を考えているご家族がいるかたにも是非一度おすすめください。